お風呂で膝から下だけつけます。あがる頃にはすっかり温まって、元気になってきます。
言いにくいですが、膝から下の部分をお湯につける方法です。 その昔、芭蕉が歩いて疲れたときに、お灸をすえたという、 「三里のツボ」があるところは、胃袋の急処でもあります。 その部分も含めて熱いお湯につけるので、食べ過ぎの風邪や、消化器関係の疲れ、子供の風邪に良く効きます。主に消化器の疲れに良いと覚えておくといいと思います。
膝から下をつけるためにお風呂で行うといいでしょう。以前に大きなポリ容器でやりましたが、お湯がもったいないので、お風呂のお湯を少し熱くして入るといいと思います。右図のように、お風呂のへりに座って、膝から下だけが浸かるように入りましょう。 温度は足湯のように45〜48度なんて熱すぎて入れません。つける部分の範囲が大きくなればなるほど、熱いのは無理です。45度でも十分です。 子供ならすこしお湯の量を減らす必要がありますが、大人なら、少し斜めにすれば入れます。膝から下が赤くなるのを目安につけます。足の筋肉がゆるんで、関連する胃袋もスッキリします。 ※注意点: 水分は十分に取ってはいります。冬場はタオルなどで上半身が冷えないようにしてください。
子供の風邪は脚湯をします。ただ、裸になって「足だけつけてね」といっても、たいていどぼ〜んと入ってしまうので、そのあたりは工夫が必要です。 私はパンツ一丁で、立って入れました。少し熱めのお湯なので、十分温まります。冬はタイルをかけて入りますが、すぐに温まって汗ばんできます。そうなると大抵は元気になってしまって、「このまま寝なさい」といってもなかなか寝ません。 このとき温度がぬるいと、どぼ〜んと入りたがるので、温度調整が重要になってきます。 大人は丁度良くても、子供には熱すぎる場合がありますので、段々熱くして「これぐらい平気?」と聞きながらやってみるといいと思います。そうこうやっているうちに、温まって汗ばんできます。子供の場合は、やらせるというより、一緒に入って、ききながら行うといいでしょう。
風邪をひいた時に部分浴はとても効果的ですが、どのような風邪かによって、選択する部分が違ってきます。腎臓系の風邪(喉の痛み)は足湯。呼吸器の風邪(セキ)は肘湯、そして消化器系の風邪(お腹が痛い)は脚湯がいいでしょう。 TOPにもどる
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